パンの包装紙は、フィルムの表面にインクをのせて乾燥させている構造となっているため、
以下の場合には印刷が剥がれる可能性があります。
・強い摩擦などの外圧
・洗剤などに含まれる界面活性剤の付着
・油(食用油やハンドクリーム)などの付着
・有機溶剤(シンナーやネイルリムーバー)などの付着
家具等に付着してしまった場合は、一般に薬局で市販されています「消毒用アルコール」
(70~80%エチルアルコール/エタノール)を脱脂綿か柔らかい布につけインクの付着した
ほんの一部分をこすって拭きます。もしテーブルや家具に塗装などの異常がなければ
インクの付着箇所全体をこすって拭きとって下さい。マジックリンやベンジン、シンナー類は
テーブルや家具の塗装や艶を損なう恐れが有りますので使わないようにして下さい。
また、包材に使用するインクは合成樹脂・顔料・溶剤に分別され、このうち溶剤は有害な
ものですが、包装フィルムとして完成する段階までに溶剤は気化してしまうため、摂取の
心配はございません。合成樹脂・顔料は、誤って口にされたとしても、実際には人体に
取り込まれることはなく排泄されます。なお、パンの包装紙は表刷りと言われる方法を
とっており、パンと密着する裏側にはインクはのっていません。